社長挨拶

社長挨拶

私たちは、空調・衛生・電気のプロフェッショナルとして、 皆さまに「快適さと安心」をお届けします

〜 人にやさしく 環境にやさしい 菱熱 〜

皆さまには平素より格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
私たち菱熱は、九州を拠点に1959年の創業以来、空調・衛生・電気設備の設計・施工・保守・省エネ提案などを行う総合エンジニアリング会社として歩んでまいりました。

そして先般、2024年に創立65周年を迎えることができました。これはひとえにこれまで菱熱を育てていただいたお客さま、菱熱と関係をいただいたすべての皆さまのおかげです。あらためて心からお礼を申し上げます。

私たち菱熱の強みは、建物の設計段階から参画し、完成後も設備のライフステージに応じた迅速かつ的確なメンテナンスをワンストップで提供することで、お客さまに快適な職場や住環境をご提供できることです。

政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」という大きな環境目標については、当社は以前から「グリーン・イノベーション」に取り組み、業界ではいち早く2018年2月に経済産業省の「ZEBプランナー」(※1)に登録され、さらに本社ビルのZEB化工事を実施し、2019年11月には同省から「ZEBリーディング・オーナー」(※2)として登録されています。本社ビルのZEB化後のエネルギー使用実績は、基準値の4分の1程度を達成し、2023年9月に完全ZEB化を目指して完成した弊社大分支店の同実績では、基準値の10分の1程度となり、劇的な改善効果をもたらしています。

また、2019年末から世界的パンデミックとなった新型コロナウイルス感染症は、それ以降の私たちの生活や経済活動に大きく影響を与えました。地球温暖化等の影響により、今後いつまた次の感染症パンデミックが起こるかわからないことを考えると、基本的な予防対策の一つである「換気システム」の導入やリニューアルはこれまで以上に重要になると考えております。空調・衛生のプロとして、豊富な技術提案をさせていただく高度な技術力と体制を整え、ZEB化工事などと合わせ、皆さまの幅広いご要望にお応えしてまいります。

私たちは、視界不良のVUCA(ブーカ)の時代に生きていますが、持続可能な明るい社会を築いていくために、世界的な脱カーボンの潮流の中、建設事業者の一社として、私たち菱熱も、ZEBや省エネ等の取り組みを通じ、国際連合が提唱するSDGs実現のために果たさなければならない役割を果たしてまいる所存です。

これからも、社員一人ひとりが、「恕(じょ)の心」を持って、「お客さまの声」を真摯に聞かせていただき、将来にわたってお客さまのパートナーとして選んでいただけるよう「情熱」を持って、日々の事業活動に取り組んでまいります。

そして、三菱重工業株式会社と九州電力株式会社のグループ会社として、信頼と実績のブランドを今後も積み重ねるとともに、新しい時代の変化も取り入れる「不易流行」の発想で「100年企業」を目指した企業活動を創造してまいります。どうぞ、これからの菱熱にご期待いただき、これまでと変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

※1 「ZEBプランナー」とは、経済産業省資源エネルギー庁が平成29年度に創設したもので、省エネルギーに係る知見や施工技術、コンサルティング能力を有する事業者をZEB推進役として登録する制度です。

※2「ZEBリーディング・オーナー」とは、ZEBプランナーと同時に、同庁が創設したもので、国が定めた基準値以上の省エネルギー性能を有する建築物のオーナーを登録・公表する制度です。